今はどうか分からないが、かつては「子供の憧れる職業」の代名詞とも言われていた『飛行機のパイロット』。何百人の命を預かり、高度1万メートルもの上空を飛行……考えただけでも責任重大なお仕事だ。
けれどもパイロットだって人の子。仕事に関して、声を大にしては言えないことだってあるはずだ。ということで今回は、複数の海外サイトで発表された「パイロットの秘密」10選をご紹介しよう! あなたはこれらの “秘密” を知っていたかな?
その1:コーヒーは飲まない方がいい
まずビックリするのは、「飛行機のコーヒーは飲まない方がいい」という意見。なんでも、飛行機に積まれる水のタンクには、“バクテリアなどの増殖を抑えるために化学物質” が入れられているそうだ。飛行機で飲むコーヒーがマズく感じられることがあるのは、コーヒー自体がマズいのではなくて、水に入った化学物質のせいなんだとか……。
その2:ハイジャックされた飛行機の見分け方
着陸した飛行機のある部分を見れば、ハイジャックされたかどうかが分かるという。注目すべきポイントは、翼。飛行機は着陸時に、翼の高揚力装置(フラップ)を上げるが、“ハイジャックされた飛行機は高揚力装置を上げたままにする” とのこと。それが、飛行機に何か問題が起こっているというサインになるようだ。
その3:銃を携帯
あるパイロットによると、アメリカの航空会社の中には、銃を携帯したままコックピットに入ることが許可されているパイロットもいるという。
その4:雷
人々の想像以上に、飛行機は雷に打たれているようだ。空を飛ぶときに、雷はどうしても避けられないもので、どの飛行機も年に1回は雷に打たれているという。もちろん避雷対策はとられており、雷が落ちても大きな被害が無いことの方が多いとのことなので、ご安心を!
その5:嬉しいプレゼント
「飛行機に乗るときは、キャビンアテンダントに新品で未開封のチョコレートを一箱プレゼントしよう」とのアドバイス。そうすればフライトの間、“王様” みたいに扱ってもらえるのだとか! 長時間フライだとより効果的らしいぞ。
その6:シートベルトのサイン
シートベルトのサインが長いこと消えなくても、あまり心配しなくてもいいそうだ。なんでも、中にはパイロットがサインを消し忘れて、付けっぱなしになっているだけのこともあるようで、フライト中、ずっとサインが点灯していた例もあるという。
その7:携帯電話
フライト中に携帯電話を使用しても、特に問題はないという話も。“携帯電話からの電波が原因で、飛行機のシステムに問題を生じるという確固たる証拠” は出ていないそうで、パイロットやキャビンアテンダントが、飛行機内で携帯を使っていることだってあるという。
その8:乗客に全てを伝える訳ではない
フライト中に何らかの問題が起こっても、パイロットが乗客に全てを伝える訳ではないようだ。例えば、あるパイロットは、LA から東京に飛んでいる最中に「飛行機に爆弾が仕掛けられている」との匿名の知らせが入ったとの連絡を受けたのだとか。
そういった状況では、もちろんある程度の対処法は定められているが、“出来る限り冷静になって、乗客には何も知らせない” という手段を取ることがほとんどだそうだ。そのパイロットは、内心ビクビクしながら、残りのフライトを続けたという。
確かに、危うく大事故になりそうになっても、パイロットが「今のは危なかったです!」と乗客に知らせたりしない。色々なことが起こってもパイロットは、何も起こっていないフリをすることが多いみたいだ。
その9:快適な座席
飛行機には “快適な座席” が存在するらしい! それは、翼の真上、あるいは近くに位置する座席。後ろに近づくにつれ、振動が伝わりやすくなるからだそうだ。また空気は前から後ろに流れるので、前に座った方が新鮮な空気が得られ、後ろに座るとより室温が暖かくなるという。
その10:パイロットは疲れている
あるパイロットは「ほとんどのパイロットは疲れている」と投稿。「みんなが思っている以上に、働きすぎで疲れている。あなたの乗っている飛行機が、18時間ぶっ続けで働いているパイロットによって操縦されていることだってざらだ」ということだ。
参照元:Reddit、Quora[1][2]、Independent、Mail Online(英語)
執筆:小千谷サチ
Photo:RocketNews24.
オリジナル記事: 知らなかったよ! ネット上で明かされたパイロットの秘密10選
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